溶接技術を中心に、切断・曲げ・研削・研磨などの板金技術を組み合わせて、お客様の大事な金属部品を蘇らせます。1点から承ります。(個人対応)
→企業様向け量産溶接 はこちらのページをご覧ください。
トラックドアの凹み修理(修理後、クロームめっき処理)
裏側から叩き出せない為、凹みを引き出して研磨します。職人が凹みの状態を見極め、使用する道具を変えたり、力の入れ具合を調整したりします。
この後、クロームめっき処理をしたいとのことで、パテを使用せずに、少しの歪みもないように仕上げました。研磨のバランス調整等、なじみのめっき屋とうまく連携することもできます。詳しくはご依頼時にご相談下さい。
凹みが何箇所もあるトラックドア。凹み箇所にマジックで印を付けています。
修理前 その1
修理後 その1
修理前 その2
修理後 その2
大まかなレストア工程
裏側から叩き出せないため、凹み箇所に鉄の棒を溶接し、絶妙な力加減で引き出します。この場合は、1箇所の凹みに対して、何箇所も鉄の棒を溶接して引き出す必要がありました。
凹み箇所に鉄の棒を溶接。
ペンチで引き出します。ちょうどよい高さのブラシを「てこ」に使いました。
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この場合は、1箇所の凹みに対して、何箇所も鉄の棒を溶接して引き出す必要がありました。
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ドアを傷つけないように、溶接した鉄の棒だけを削ります。
ハンマーで成形します。
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さらに磨いて仕上げます。
この部分は修理完了です。
バイクマフラーの凹み・すり傷修理
裏側から叩き出せない為、凹みを引き出して研磨します。職人が凹みの状態を見極め、使用する道具を変えたり、力の入れ具合を調整したりします。
数カ所の凹みと、多くの擦り傷があるバイクマフラー
修理前
修理後
大まかなレストア工程
大きな凹み箇所に、穴の空いた鉄の小板を溶接。
さきほどの小板の穴に、スライディングハンマーを引っ掛けて、凹みを引き出します。
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小さな傷箇所には、鉄の棒を溶接して肉盛りします。このあと、不要部分を研磨します。
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すべての箇所の凹みを引き出し、傷を肉盛り終わった後
溶接した鉄の小板や棒を削ります。
表面を研磨します。
↓
さらに磨いて仕上げます。
修理完了です。
修理完了(異なる角度の写真)
金属部品の大きな凹みの修理
金属部品の大きな凹みをハンマーで叩いて成形しました。形状にあった当て金(当盤)を自作して、微調整しました。
修理前
修理後
修理前 異なる角度から
修理後 異なる角度から
大まかなレストア工程
手頃なサイズの直方体の鉄板を、当て金(当盤)として、大まかに成形します。
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大まかな成形後。大きな凹みは修正できましたが、まだ小さな凹みが残っていて、全体的にデコボコしています。
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微調整をするための、当て金(当盤)を自作しました。少しアール(丸み)をつけています。
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自作した当て金(当盤)を利用して、ハンマーで叩きます。写真ではわかりにくいですが、先ほどより、細かく叩いて微調整しています。
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最後に、研磨して、仕上げます。
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修理完了。このあと、めっきされるそうです。
バイクマフラーの腐食してできた穴の修理・板金
腐食が進み、穴の空いてしまったバイクマフラーの修理です。
修理前
修理後
大まかなレストア工程
腐食してできた穴の空いた箇所の周辺を切り抜きます。切り抜いた部分と同じ形の部品を作って溶接し、研磨します。(※実際の作業手順は、切り抜くより、同じ形の部品を作るのが先です。)
切り抜く部分と同じ形の部品を作ります。
腐食してできた穴の周辺を切り抜きます。
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切り抜き終わった状態
切り抜いた箇所に、先ほど作った部品を溶接します。
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溶接後
研磨します。
修理完了
※このあと、お客様自身でスプレー塗装をされるそうです。場合によっては、当社推薦のプロの塗装屋さんをご紹介することもできます。詳しくは、ご相談下さい。
トラックバンパーの腐食してできた穴の修理・板金(めっき屋さんと連携)
ここまでひどい状態の破損でも修理することができます。当社での修理後に、なじみのめっき屋さんと連携すると、さらにピカピカになり、強度も増します。
凹みや穴だらけのバンパー 修理前
凹みや穴だらけだったバンパー 修理後
凹みや穴だらけだったバンパー
当社での修理後、なじみのめっき屋さんで再めっきするとピカピカに。
当社でのレストア工程
凹みや穴だらけのバンパー
凹みや穴だらけのバンパー 違う角度より
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穴だらけの破損箇所に印をつけます。
印をつけた箇所と、同じ形の部品を作ります。
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印をつけた箇所を切り抜きます。
切り抜いた箇所に、さきほど作った部品を溶接します。
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さきほどのように、
他の破損箇所も同じ形の部品を作ります。切り抜きます。
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さらに、他の破損箇所も同じ形の部品を作ります。
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全ての破損箇所が、新しい部品に置き換わりました。
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研磨してきれいに仕上げます。
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当社なじみの、めっき屋さんでの工程
下地として、まずは、銅めっきをします。
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銅めっきの上に、ニッケル・クロームめっきをして完成です。
アルミ製の船の船外機修理
漁師さんからの依頼品。ぶつけて破損してしまった船外機。水平板に、アルミ板を溶接・研磨して修理しました。
修理前
修理後
溶接技術で、回らなくなってしまったネジを外す
ネジの頭をナメてしまった場合(ネジのドライバーを入れる穴が変形してしまってネジが回らない場合)、ネジの頭が折れてしまった場合など、溶接技術でネジを外すことができます。
回らなくなってしまったネジの頭の先に、新しいネジを溶接。
新しいネジをレンチで回すと、溶接した古いネジも一緒に回ります。(回りにくい時は、潤滑油なども利用)